星々の語り~宇宙&最新技術情報まとめ~

当サイトは、宇宙や最新技術の情報についてまとめています。
海外(主にNASA/ESA関連)の宇宙活動に関する記事(日本語要約あり)を配信しています。

2024年06月

再突入カプセルのサムネイル
再突入カプセル(さいとつにゅうカプセル、Reentry capsule)は、宇宙飛行後に地球に戻ってくる宇宙船の一部である。形は部分的に空気力学によって決定される。カプセルは、平滑末端を下にして落ちると空気力学的に安定し、平滑末端側に大気圏再突入時の熱シールドを必要とするだけである。形は、古めかし…
4キロバイト (549 語) - 2023年11月9日 (木) 22:28

【トップ記事(海外)のサマリ】
1961年7月21日、アメリカの宇宙飛行士ガス・グリソムはリバティベル7号ミッションで歴史的な飛行を遂げました。カプセルは高度100マイルに達し、大西洋に無事着水。しかし、カプセルのハッチが誤作動で開き、水が流入。グリソムは劇的な脱出を余儀なくされました。現在、スプラッシュダウンは宇宙船の再突入方法として一般的であり、宇宙船はパラシュートで減速し、水面に衝突して衝撃を吸収します。スペースXのドラゴンカプセルも成功例として挙げられ、再利用可能な設計がコスト削減に寄与しています。未来の宇宙探査では、さらなるスプラッシュダウンが期待されています。

【コメント】
グリソムのスプラッシュダウンのエピソードは、宇宙探査の歴史における重要な瞬間を示しています。スプラッシュダウン技術は、宇宙船の安全な帰還を確保するために欠かせない方法であり、今後のミッションでもその重要性は増すばかりです。特に、スペースXの再利用可能な設計は、将来的なコスト削減と持続可能な宇宙探査に大きな影響を与えるでしょう。宇宙船の再突入技術の進化は、地球への安全な帰還を保証し、新たな探査ミッションの可能性を広げます。
日本もHSRCで無人の回収は実現していますが、有人となるとまた大きなハードルが待ち構えているでしょう。だからこそ、得られるものが多いと思うので挑んでほしいです。

【60年以上前の歴史的なスプラッシュダウンと未来の宇宙カプセル回収】の続きを読む

宇宙服のサムネイル
宇宙服(うちゅうふく)とは、宇宙飛行士が宇宙空間で安全に生存・活動するために着用する、生命維持装置を備えた気密のこと。宇宙船内で着用する船内(与圧服(英語版))と、船外活動時に着用する船外に大別される。ここでは、主に船外宇宙服について記述する。 宇宙服には主に次の機能が要求される。 気密性と気圧の調整。…
26キロバイト (3,739 語) - 2024年4月22日 (月) 07:57

【トップ記事(海外)のサマリ】
NASAは、国際宇宙ステーション(ISS)で使用する新世代宇宙服の開発契約を中止しました。契約はCollins Aerospaceと交わされていましたが、2026年までの納品目標が達成できないとのことで、双方が合意して終了しました。現在、宇宙飛行士が使用している宇宙服は40年以上前に設計されたもので、最近では冷却システムの故障が報告されています。もう一つの契約先であるAxiom Spaceは月面用の宇宙服を開発中ですが、ISSでの使用が可能かは不明です。SpaceXも独自の宇宙服を開発していますが、こちらもISS用ではなく、民間ミッション用です。NASAはISS運用を2030年まで継続する予定ですが、ロシアの参加は2028年までとされています。

【コメント】
NASAが新世代宇宙服の開発計画を中止したことは、ISSでの運用に大きな影響を与える可能性があります。40年以上前に設計された宇宙服は、最新の技術に対応していないため、特に冷却システムの故障などが発生しやすくなっています。日本もISSプロジェクトに参加しているため、この問題は直接的な影響を受ける可能性があります。
退役が決まっているということは逆に老朽化が進んでいる、船外活動による修理等のミッションも増えていくことが予想されるので心配ですね。今後の動向を注視しつつ、日本も宇宙服技術の研究開発を進めることで、国際宇宙開発に貢献するべきです。

【【タイトル】NASAの新世代宇宙服開発計画中止、ISS運用に影響は?】の続きを読む

ジョンソン宇宙センターのサムネイル
127. ^ Strauss S (July 2008). “Space medicine at the NASA-JSC, neutral buoyancy laboratory”. Aviat Space Environ Med 79 (7): 732–3. PMID 18619137.  ^ “Extravehicular…
11キロバイト (1,217 語) - 2022年11月28日 (月) 13:55

【トップ記事(海外)のサマリ】
NASAのジョンソン宇宙センターのニュートラル浮力研究所(NBL)で、経験豊富な宇宙飛行士、大学生、フライトコントローラー、そしてNASAチームメンバーが集まり、Micro-g NExTの10周年を祝いました。17チームの学生が、月面探査や将来のアルテミスミッションに役立つデバイスやツールを設計し、NBLでテストしました。NASAの元宇宙飛行士スティーブ・スワンソンも参加し、学生たちに貴重なデザインの洞察を提供。イベントは、プレテストブリーフィングやポスターセッションなど、実践的な体験を通じて学生たちの学びを深める機会となりました。10周年記念の特別なロゴも発表され、NASAの次世代リーダー育成の重要性が強調されました。

【コメント】
Micro-g NExTの10周年イベントは、次世代の宇宙探査技術者やリーダーを育成するための素晴らしい機会。NASAの支援のもと、学生たちは実際の宇宙ミッションに役立つツールを設計し、現場でテストする貴重な経験を積みました。日本も同様の取り組みを通じて、若手研究者や技術者の育成に力を入れるべきです。このような実践的な教育プログラムは、将来の宇宙開発において不可欠であり、国際協力を強化することで、さらに大きな成果を上げることが期待されます。
NBLのような施設を教育目的にも広く使うことで稼働率上げているのもさすがです。日本は東日本大震災で船外活動訓練用のプールを完全に失ってしまったのが本当に残念です。 【NASAのMicro-g NExT、10周年記念と未来の宇宙探査】の続きを読む

スペースシャトル・ディスカバリーのサムネイル
スペースシャトル・ディスカバリー(Space Shuttle Discovery、NASA型名:OV-103)はスペースシャトル・オービターである。コロンビア、チャレンジャーに続いて、1984年8月30日に打ち上げられた3機目のオービターである。 「ディスカバリー
12キロバイト (709 語) - 2023年10月18日 (水) 23:56

【トップ記事(海外)のサマリ】
1983年、NASAは第三のスペースシャトル「ディスカバリー」を受領。1984年6月26日のSTS-41Dミッションでの打ち上げ試行は、カウントダウン中にコンピューターが停止し、メインエンジン2基が点火した状態で中止となりました。この初のパッドアボートにより、エンジン交換が必要となり、打ち上げは2か月遅れました。最終的に8月30日に打ち上げ成功し、6日間のミッションで商業衛星3基の展開や新しいソーラーアレイのテスト、バイオテクノロジー実験を行いました。ディスカバリーは、製造技術の向上により、従来のシャトルよりも軽量化されています。ミッションは最終的に成功し、宇宙探査の新たな一歩を踏み出しました。

【コメント】
スペースシャトルはもう40年近くも前のものなんですよね。
ディスカバリーの初飛行は、技術的な挑戦と乗組員の迅速な対応が求められる試練でした。初のパッドアボートという困難を乗り越え、ミッションは成功を収めました。この経験は、今後の宇宙開発や他の打ち上げシステムにとって貴重な教訓となります。日本も米中ロの後追いだけではない、新規の挑戦をしてほしいですね。

【スペースシャトルディスカバリー STS-41Dの最初のパッドアボートから40年】の続きを読む

バーチャル・リアリティのサムネイル
バーチャル・リアリティ (カテゴリ コンピュータグラフィックス)
米国の大手VRメディアがVRへの3つに懸念に反論。「失敗した3Dテレビ、バーチャルボーイとは違う」 - Mogura VR News ^ 中国VRタートアップの9割が倒産 中国のVR産業は崩壊するのか? ^ さよなら、Google――彼らは本当にVRから撤退するのか? - Mogura VR News…
40キロバイト (4,995 語) - 2024年6月8日 (土) 21:45

【トップ記事(海外)のサマリ】
NASAの研究者たちは、空飛ぶタクシーの乗客体験を探るための新しいカスタム仮想現実(VR)フライトシミュレーターを開発しました。このシミュレーターは、乗客の快適性に焦点を当てた新しい航空機設計に役立つデータを収集します。NASAのアームストロング飛行研究センターでテストパイロットのウェイン・リンゲルバーグ氏がシミュレーションテストを行い、システムの調整をサポートしました。シミュレーターは、サンフランシスコの仮想的な垂直離着陸場から離陸し、リアルな視覚、動作、音響を提供。NASAは今後4年間で多くの人間被験者を対象とした研究を進める予定です。

【コメント】
NASAの新しいVRフライトシミュレーターは、空飛ぶタクシーの乗客体験を革新するための重要なステップです。この技術により、乗客の快適性に関する詳細なデータが収集され、未来のエアモビリティの発展に大きく貢献するでしょう。日本も同様の技術開発に注力し、都市部での効率的な移動手段としての空飛ぶタクシーの導入を進めるべきです。このような先進的な研究は、持続可能な都市交通の未来を切り開く可能性を秘めており、国際的な協力がますます重要となります。
日本にもこういったシミュレーターがあるんですかね?

【NASA、VRフライトシミュレーターで空飛ぶタクシーの快適性を追求】の続きを読む

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