星々の語り~宇宙&最新技術情報まとめ~

当サイトは、宇宙や最新技術の情報についてまとめています。
海外(主にNASA/ESA関連)の宇宙活動に関する記事(日本語要約あり)を配信しています。

2024年09月



【トップ記事のサマリ】
NASAのArtemis IIIミッションに向けたOrion宇宙船の組み立てが進展し、ケネディ宇宙センターでヨーロッパ製サービスモジュールと乗員モジュールアダプターの統合が完了しました。このモジュールは深宇宙探査に不可欠で、推進、温度制御、生命維持システムを提供します。ヨーロッパや米国からの部品で構成されており、最終検査と溶接作業が行われる予定です。今回の統合は、NASAの月探査計画「Artemis」キャンペーンの重要な進展であり、今後の月面探査に向けた準備が着実に進んでいます。 【NASAのArtemis III用Orion宇宙船が主要マイルストーン達成】の続きを読む



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Rocket Labは、2024年において記録的な収益と多くの契約を獲得し、宇宙探査業界で大きな進展を見せています。軽量ロケット「Electron」は、米国の非SpaceX軌道打ち上げの64%を占め、50回目のミッションを達成しました。さらに、米国防総省や商業衛星オペレーターとの複数の契約を獲得し、NASAの火星ミッション「ESCAPADE」の宇宙船も製造しました。2024年第2四半期には、前年比71%増の1億625万ドルの収益を記録し、今後も収益の増加が見込まれています。株価は過去1年で123%上昇しており、アナリストからも引き続き楽観的な評価を受けています。これにより、宇宙探査業界への長期的な投資としてRocket Labが注目されています。 【Rocket Lab、123%株価上昇と火星ミッションで注目】の続きを読む



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SpaceXは2026年までに5回の無人Starshipミッションを火星に送る計画を発表しました。CEOのイーロン・マスク氏は、地球と火星の軌道が最適化される次回の打ち上げウィンドウに合わせてミッションを実施するとしており、成功すれば2028年に有人ミッションも予定されています。もし無人ミッションが失敗した場合、次の挑戦は2028年のウィンドウに持ち越され、有人ミッションはさらに延期される可能性があります。マスク氏は、環境規制や政府の手続きによる遅れにも言及し、計画が順調に進まないことに対する懸念を示していますが、火星に自給自足の都市を築くという最終目標を20年以内に達成すると語っています。SpaceXは今後も、火星への宇宙船の数を増やし続ける方針です。 【SpaceX、2026年までに火星へ5回の無人ミッション計画】の続きを読む



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2024年10月2日、南半球で「リング・オブ・ファイア」と呼ばれる金環日食が観測されます。この現象では、月が太陽を完全に覆わないため、太陽の周りに光のリングが見えます。月の影の移動速度は観測地点により大きく異なり、最速では1,000万km/h(600万mph)、最も遅い場所では2,057km/h(1,278mph)程度です。影の速度が最も遅くなる地点では、太陽はほぼ真上にあり、金環が最も長い7分25秒間観測される予定です。この驚異的な速度の変化は、地球の曲面や月の軌道の影響によるものです。 【2024年10月2日の金環日食、影の速度は最大1,000万km/h】の続きを読む



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SpaceXは、NASAのCrew-9ミッションで使用されたFalcon 9ロケットの上段に問題が発生したため、打ち上げを一時中断しています。Crew-9は2024年9月28日にフロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地からNASAの宇宙飛行士ニック・ヘイグとロシアの宇宙飛行士アレクサンドル・ゴルブノフを搭乗させて無事に打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)への到着が予定通り行われる見込みです。しかし、上段ロケットが計画外の軌道離脱をしたため、SpaceXはその原因を解明するまで他の打ち上げを停止すると発表しました。この問題により、翌日のEutelsat OneWeb衛星の打ち上げが延期されました。また、同様の問題は過去3か月以内にも発生しており、7月には液体酸素漏れが原因でStarlink衛星が失われていますが、その後短期間で復帰しています。SpaceXは現在、原因究明に取り組んでいます。 【SpaceX、Falcon 9の問題解明のため打ち上げ一時中断】の続きを読む

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