星々の語り~宇宙&最新技術情報まとめ~

当サイトは、宇宙や最新技術の情報についてまとめています。
海外(主にNASA/ESA関連)の宇宙活動に関する記事(日本語要約あり)を配信しています。

2024年10月



【トップ記事のサマリ】
中国は1970年に初の人工衛星「東方紅1号」を打ち上げて以来、宇宙探査で飛躍的な成果を上げています。2024年には「嫦娥6号」ミッションで月の裏側から初めて月面サンプルを収集し、次は2026年の「嫦娥7号」、2028年の「嫦娥8号」ミッションが予定されています。さらに、2030年までに有人月面着陸を目指し、国際月面研究ステーション(ILRS)の構築にも着手しています。 また、中国の「天宮」宇宙ステーションは、生命科学や微小重力科学の研究拠点となり、これまでに130以上の科学研究プロジェクトが進行中。宇宙科学衛星の分野でも、中国独自のX線望遠鏡を搭載した「アインシュタインプローブ」衛星は月面のX線画像を取得するなど、宇宙物理学や太陽観測で重要な発見が続いています。これにより、中国は宇宙探査の国際的な最前線に立つ存在となっています。 【中国の宇宙探査、フロンティアを拡大し続ける成果】の続きを読む



【トップ記事のサマリ】
インドは、月探査や火星探査、さらには宇宙ステーション計画を含む多くの宇宙プロジェクトで急速に台頭しています。これにより、インドはアメリカや中国と肩を並べる宇宙大国となる野心を抱いており、最近インド政府は新たな宇宙計画を承認しました。これには、再使用可能なロケットや金星探査機、宇宙ステーションモジュールなどが含まれます。 宇宙探査は長い間、超大国間の競争によって特徴付けられてきましたが、今後はアメリカとインドが協力し、中国に対抗する新たな時代が始まる可能性があります。特に、インドが再使用可能なロケットを開発すれば、現在の打ち上げボトルネックの解消に貢献できるでしょう。アメリカは、NASAのデータ共有や国際宇宙ステーションでの協力を通じて、インドの宇宙計画を支援するべきです。この協力は、アメリカがかつてロシアと築いた宇宙連携と似た関係を構築する可能性がありますが、中国という共通の脅威に直面する中、より持続的なものになるでしょう。 【アメリカはインドの宇宙大国への台頭を歓迎すべき理由】の続きを読む



【トップ記事のサマリ】
3,000光年離れたコロナ・ボレアリス座にある白色矮星「T Coronae Borealis」が、再び爆発を起こすと予測され、天文学者や星空愛好家の注目を集めています。この星は約80年ぶりに「新しい星」として夜空に現れ、しばらくの間、北極星と同じくらいの輝きを放つとされています。T Cor Borは、隣接する赤色巨星から物質を吸い取り、ついにその限界を迎え、巨大な爆発を引き起こす見込みです。NASAのFermiガンマ線宇宙望遠鏡をはじめ、複数の観測機器がこの現象に注目しており、爆発後のガンマ線やX線の詳細なデータ収集が期待されています。天文学者は、この爆発を通じて星の進化や爆発の仕組みを深く理解できると期待しています。 【星空に「新しい星」、T Coronae Borealisの爆発が間近】の続きを読む

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