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中国有人宇宙計画機構(CMSA)は、初めて月面着陸用宇宙服の外観デザインを公開し、一般から名前の募集を開始しました。この宇宙服は、中国の重慶市で開催された「第3回宇宙服技術フォーラム」で発表され、白地に赤いストライプが特徴。ストライプのデザインは敦煌の飛天図やロケット発射の炎から着想を得ています。 宇宙服は月の極端な温度や粉塵から宇宙飛行士を守るための保護素材で作られ、多機能な操作パネルやカメラ、そして視界保護ヘルメットが搭載されています。また、低重力環境に適した関節部や、柔軟で信頼性の高い手袋を備えており、月面での活動に最適な軽量設計が施されています。 宇宙服の開発は2020年に開始され、多くの技術的なブレークスルーが達成されました。中国は2030年までに有人月面着陸を目指しており、今回の発表はその目標に向けた大きな一歩です。 【中国、月面着陸用宇宙服を初公開】の続きを読む