星々の語り~宇宙&最新技術情報まとめ~

当サイトは、宇宙や最新技術の情報についてまとめています。
海外(主にNASA/ESA関連)の宇宙活動に関する記事(日本語要約あり)を配信しています。

ビジネス/政策



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NASAは2030年以降の低軌道での活動を維持するため、商業宇宙ステーションの開発計画を進めていますが、時間が限られています。NASAは来年末までに民間企業に開発契約を授与し、国際宇宙ステーション(ISS)の役割を引き継ぐ新たな小型ステーションの顧客となることを計画しています。しかし、NASAが低軌道に継続して存在する必要があるか、特にアルテミス計画が月探査に焦点を移している今、疑問も残ります。 NASAの副長官Pam Melroy氏は、低軌道での微小重力研究が長期的な宇宙探査に不可欠であると強調。特に火星への長期ミッションに向けて、宇宙環境での人体への影響や生命維持技術の研究はまだ終わっていないと述べました。 NASAは既に4社にCLD(Commercial LEO Destinations)プログラムの初期契約を付与しましたが、いくつかの企業は開発の遅れや資金不足に直面しています。NASAが計画の第二段階でどの程度の資金を提供するかが重要となり、新たにSpaceXやVast Spaceが参入する可能性もあります。NASAがISSを延命することは民間企業のビジネスチャンスを阻む可能性があるため、2020年代末にISSを退役させる決定は避けられない見通しです。 最終的に、NASAが民間宇宙ステーションの成功を望むなら、さらなる資金支援と長期的なコミットメントが必要です。 【NASA、ISS代替の商業宇宙ステーション開発に焦点、時間切れが迫る】の続きを読む



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Newport News Public Schools(NNPS)は、STEM教育の強化を目的に、米国国防総省の教育機関であるDoDEAから200万ドルの助成金を獲得しました。この助成金は、ロボティクスと宇宙探査をテーマにした「Mission STEM: Pioneering Pathways in Robotics and Space Exploration」プロジェクトの一環として、小学生から高校生までの12校で展開されます。5年間にわたり、放課後のロボティクスプログラムや宇宙キャンプが提供され、高校生向けにはWallops Islandでの宿泊型宇宙キャンプも実施されます。 さらに、Virginia Space Flight Academyとの新しいパートナーシップにより、学生たちは最先端のSTEMプログラムやキャリアパスに触れる機会を得ます。このプロジェクトは、学生が自律システムや人工知能(AI)の分野でのキャリアを探求する機会を提供し、STEM教育の実践を通じて将来の科学技術分野での進路を開拓するものです。教育者向けの専門研修も行われ、ロボティクスチームの指導やSTEM活動の促進が期待されています。 【Newport News 公立学校、DoDEAから2百万ドルのSTEM教育助成金を獲得】の続きを読む



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Vastは、宇宙空間での人類の生活基盤を整えることを目指す企業であり、初の商業用宇宙ステーションの開発を進めています。2024年10月、同社はSiddharth Hariharan氏を初の最高財務責任者(CFO)に任命しました。Hariharan氏は20年以上にわたる投資銀行での豊富な経験を持ち、これまでにテクノロジーや消費財、産業部門の成長企業を支援してきました。今回の任命は、VastがNASAの「Commercial Low Earth Development (CLD)」プログラムへの取り組みや、資金調達、事業の拡大を見据える中で、重要なステップとなります。 Hariharan氏は、Rothschild & Co.で消費者向けテクノロジー投資銀行業務を統括し、上場・非上場のM&AやIPO、資金調達を指導してきた実績があります。さらに、J.P. Morganで13年間活躍した経験もあり、数々の大手企業の取引に関与してきました。 VastのCEOであるMax Haot氏は、「Sid(Hariharan氏)は、これからの画期的なステージに向けて、私たちの経営陣をさらに強化してくれる」とコメントしています。Vastは2025年に予定されるHaven-Demoミッションでデータを収集し、その後、世界初の商業宇宙ステーションとなるHaven-1の打ち上げを計画しています。 【Vast、新CFOにSiddharth Hariharanを任命、次世代宇宙ステーション開発を加速】の続きを読む

Gold Fields adopts space technology to boost exploration in Chile

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Gold Fieldsは、チリ北部にあるSalares Norte金鉱での探鉱を強化するため、オーストラリアのFleet Space Technologiesの先端宇宙技術「ExoSphere」を導入しました。この技術は、人工衛星、AI、3Dマルチフィジックスを統合して詳細な地下3Dマッピングを提供し、新たな探鉱ターゲットの発見を目指しています。 Salares Norteは標高3,900〜4,700メートルのアンデス山脈に位置し、険しい地形や厳しい季節的条件に加え、希少種の動物も生息する過酷な環境です。このため、環境に優しく効率的な探鉱手法が必要とされており、Gold FieldsはExoSphereを採用。以前オーストラリアのSt. Ives鉱山でも成功を収めたこの技術は、迅速で低影響な3D地下イメージングを可能にし、データ駆動型の探鉱と持続可能性目標を支援します。 【Gold Fields、チリでの探鉱に宇宙技術を導入】の続きを読む



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イタリアのデザイナー、ダヴィデ・マスチオーリが立ち上げた「SELA(Space Exploration Logo Archive)」は、宇宙探査の歴史を370を超えるロゴで祝う貴重なアーカイブです。1942年から2023年までの80年以上にわたるロゴデザインを収録し、NASAの象徴的なロゴや珍しいミッションのエンブレムが精密に再現されています。このプロジェクトは、宇宙探査のビジュアル的な遺産を次世代に残すことを目的としており、5冊のミニブックに分けられたカラフルな章立てで展開されます。 また、環境に配慮したリソグラフ印刷を採用し、オリジナルデザインの保存にもこだわっています。プロジェクトを支援することで、限定版プリントやステッカーなどの特典が得られるほか、デザイン史の重要な一部を保存するという意義ある取り組みに貢献できます。 【宇宙探査の歴史を彩る370のロゴを集めた「SELA」プロジェクトがKickstarterで登場】の続きを読む

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