【トップ記事のサマリ】
商業宇宙ステーションを開発する企業は、NASAに対して、国際宇宙ステーション(ISS)への民間宇宙飛行ミッションの機会を増やすよう求めています。NASAは2019年にISSの商業化促進政策の一環として、年間最大2回の民間宇宙飛行ミッション(PAM)を許可すると発表しましたが、実際のミッションペースは遅れており、現在までに3回のミッションが実施されています。これらはすべてAxiom Spaceによるもので、4回目のAx-4ミッションは2025年春に予定されています。 Axiom SpaceやVast Spaceなどの企業は、ISSの後継となる商業宇宙ステーション開発を進める中で、今後もPAMの機会を活用し続ける意向です。Axiomの政府関係担当者は、各国政府の宇宙飛行士をISSに派遣することに強い関心が寄せられており、これが国民や産業界の宇宙への関心を高める触媒となることを実感していると述べました。 一方で、NASAの予算制約がPAMの実施を遅らせている可能性も指摘されています。今後のミッション競争は激化する見込みで、企業はより多くのミッション機会が提供されることを期待しています。 【ISSへの民間宇宙飛行ミッション拡大を企業が要望】の続きを読む