星々の語り~宇宙&最新技術情報まとめ~

当サイトは、宇宙や最新技術の情報についてまとめています。
海外(主にNASA/ESA関連)の宇宙活動に関する記事(日本語要約あり)を配信しています。

ロケット



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SpaceXは次のStarship打ち上げを早ければ10月13日に実施すると発表しましたが、これにはFAA(米連邦航空局)の承認が必要です。FAAはこれまで、次の飛行テストは11月以降になるとの見解を示していましたが、SpaceXは計画を進めています。前回の打ち上げは6月に行われ、ロケットの海上着水などの目標を達成。今回は「Super Heavy」ブースターを打ち上げパッドに着陸させる初の試みが予定されています。この着陸では、発射塔の「チョップスティック」と呼ばれるアームで空中キャッチを行うことが計画されています。 SpaceXはFAAの慎重な姿勢に対し、公に反論しており、環境分析が不必要に厳格だと主張。NASAも、2026年の月面着陸を目指すArtemis 3ミッションに向けて、Starshipの開発完了を急いでいます。NASAの承認を得るには、無人の月面ミッションを含む複数の飛行が成功し、厳格な基準を満たす必要があります。 【Starshipの次回打ち上げは10月13日か】の続きを読む



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Blue Originは、10月7日に予定されていた新型「New Shepard」ロケットの無人ミッション「NS-27」の打ち上げを技術的な問題で延期しました。このミッションでは、新たに開発された2機目の有人対応New Shepardロケットがデビューする予定でしたが、車両のトラブルにより、打ち上げ可能な時間枠を超えるため、中止が決定されました。Blue OriginのクリエイティブディレクターであるJoel Eby氏は、システムが完全に準備され、飛行条件が整うことを優先すると述べています。 NS-27は、西テキサスの打ち上げ施設から行われる予定で、12の研究ペイロードを搭載します。これには、将来のNew ShepardやNew Glennロケットで使用される新しいナビゲーションシステムや、月面環境に適応したLIDARセンサーも含まれています。このミッションはBlue Originの27回目のNew Shepardフライトで、8回は有人ミッションとして実施されました。今回の新型機は「Booster 5」および「RSS Kármán Line」から成り、従来機と比べて性能と再利用性の向上が図られています。打ち上げの新しい日程はまだ発表されておらず、今後の予定はBlue OriginやSpace.comで確認可能です。 【Blue Origin、技術問題で新型New Shepard打ち上げ延期】の続きを読む



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NASAとSpaceXは、10月10日に予定されていたEuropa Clipper探査機の打ち上げを、Hurricane Miltonの接近により延期しました。このミッションは、フロリダ州ケネディ宇宙センターからSpaceXのFalcon Heavyロケットで打ち上げられる予定でしたが、ハリケーンの影響で悪天候が予測されるため、安全のために計画が中止されました。NASAの発表によると、探査機は既に安全な場所に保管されており、施設も嵐に備えています。打ち上げチームの安全が最優先であり、天候が落ち着いた後、次の打ち上げのタイミングが決定される予定です。なお、Europa Clipperの打ち上げウィンドウは11月6日まで続くため、時間的な余裕はあります。 Europa Clipperは木星の衛星エウロパを近接観測し、氷の下に存在するとされる巨大な海の調査を行います。このミッションは、エウロパが生命を維持できる環境を持つかどうかを評価し、将来的な着陸ミッションの候補地点を特定するための重要なステップとなります。 【SpaceXとNASA、Hurricane MiltonでEuropa Clipper打ち上げ延期】の続きを読む



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2024年10月6日、アメリカ連邦航空局(FAA)は、SpaceXのFalcon 9ロケットを使用した欧州宇宙機関(ESA)のHeraミッションの打ち上げを承認しました。打ち上げは早くても10月7日にフロリダのケープカナベラル宇宙軍基地から行われる予定です。Falcon 9は9月28日に起きたCrew-9ミッションでの異常事態以降、地球軌道再突入を伴うミッションについては運用が停止されていましたが、今回のHeraミッションは二段目の再突入を行わないため、リスクが軽減されたとFAAは判断しました。しかし、他のミッションについてはまだ許可されていません。 HeraミッションはNASAのダート(DART)ミッションでターゲットとなった小惑星ディディモスとその衛星ディモルフォスに向けて打ち上げられます。打ち上げの最終準備は順調に進んでおり、10月7日午前10時52分(東部時間)に打ち上げが予定されていますが、天候が唯一の懸念事項となっています。 さらに、メキシコ湾で発生したハリケーン・ミルトンがフロリダに向かっており、NASAの次の大規模ミッション「Europa Clipper」の打ち上げにも影響を与える可能性があるとされています。ミルトンの影響で10月10日に予定されていたこの打ち上げは遅延する可能性が高いです。Crew-8ミッションの帰還もまたハリケーンの影響で延期されており、10月10日まで先送りされています。 【FAA、Falcon 9によるHeraミッション打ち上げを承認】の続きを読む



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Blue Originの新CEOであるDave Limpは、Jeff Bezosから招かれ、宇宙企業としてのBlue Originの舵を取っています。Limpは、CEO就任時に「趣味ではなく、ビジネスとして運営されるのか?」と問いかけ、Bezosはビジネス化に向けた意欲を示しました。Limpは、製造の専門知識や決断力、エネルギーを求められ、前進を決意。特に長年遅れていた「New Glenn」ロケットのデビューを2024年中に実現することを目標に掲げています。 Blue Originは、観光飛行などを実施してきましたが、SpaceXやULAなどに比べてロケットの打ち上げ事業では遅れを取っていました。しかし、320フィートの巨大なNew GlennはFalcon 9の倍の積載量を誇り、再利用可能なブースターも備えており、Limpはその初打ち上げを11月に予定しています。 LimpはBlue Originの文化改革にも取り組んでおり、製造プロセスの効率化を進めています。また、エンジン「BE-4」の生産を加速し、将来的には週に1基のペースで製造することを目指しています。さらに、NASAからの月面着陸船の受注や、国防総省との契約など、Blue Originの事業拡大も進行中です。 【Blue Originの新CEO、Limpが改革推進—New Glennロケット打ち上げに自信】の続きを読む

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